僕らは救世主を待っていた の表紙
ミステリー・サスペンス・ハードボイルド

僕らは救世主を待っていた

著者
イワグチ ユキナリ
ISBN
978-4-8150-0027-1
発売日
2017年7月24日
ページ数
80ページ
出版社
デザインエッグ

内容紹介

 佐伯頼友は一人の女を待っていた。女を殺すために……。
 五日前、婚約者である尾崎結花を京都の二条駅で会う約束をしていたが、いくら待っても現れず、連絡も全く取れなくなる。頼友は探偵事務所に勤務していたが、仕事を休んで、何とか彼女と連絡を取ろうと試みた。その間何度も意気消沈してしまうが、『カフェ再会』でアルバイトをしている妊娠中の洋子や、二十年も息子を待ち続ける老人から勇気づけられ、時間があれば二条駅で何度も待ち続けた。その傍ら、洋子の弟である純一の片思いを応援することになる。純一は同級生の望にラブレターを渡すことを試みるが、その度に望にピンチが訪れた。そんな出来事がありながらも、頼友はついに結花の居場所を見つけ、真相を知ることになる。

 一方、阪井努も半年前にいなくなった尾崎結花を待ち続けている。だが努は決して探すことなく、ただ電話かメールを待つ日々を送っていた。ある日半年ぶりに以前努が詐欺をしていた頃のボスである鬼頭から詐欺まがいの宗教法人を運営するために手伝って欲しいと頼まれる。最初は断るつもりだったが、努は派遣切りで無職の上、就職活動は全くうまく行かず、結花と連絡がとれない生活から自信喪失となり、徐々に気持ちが揺らいでいった。その後、努は面接の帰りに、二十年間息子を待ち続けるという老人に出会う。惨めな生活に終止符を打ちたい努は、オレオレ詐欺を仕掛けることを決心した。さらに援助交際をしていた玲奈からレイプしている所をビデオで撮影し、それを売るという話を持ちかけられる。相手は玲奈が不満を抱いていた同じ学校の女子高生。最初は気が乗らなかったが、だんだんと興味を抱くようになった。その後、鬼頭から宗教法人運営を一緒にするために二条駅まで迎えに来てほしいと頼まれる。その日はオレオレ詐欺を実行する日でもあった。

 運命の日、頼友と努、彼らに関わった人達はどうなるのか。最後に救世主はやってくるのか。

著者紹介

京都市出身。大阪学院大学卒。海外旅行が好きで、無職の時もしくは長期休暇中にバックパッカーの旅に頻繁に出る。カナダで語学留学とインターンシップの経験有。様々な職種を経験したが、システムエンジニア職が一番長い。様々なことに挑戦しては、なかなか実らず挫折ばかりだが、それが人生の醍醐味とひらきなおっている。

目次

  1. 01 プロローグ
  2. 02 第一章 五日前、頼友
  3. 03 第二章 五日前、努
  4. 04 第三章 四日前、頼友
  5. 05 第四章 四日前、努
  6. 06 第五章 三日前、頼友
  7. 07 第六章 三日前、努
  8. 08 第七章 二日前の昼、頼友
  9. 09 第八章 二日前の昼、努
  10. 10 第九章 二日前の夜 頼友
  11. 11 第十章 二日前の夜、努
  12. 12 第十一章 昨日、頼友
  13. 13 第十二章 昨日、努
  14. 14 第十三章 決行の時、頼友
  15. 15 第十四章 決行の時、努
  16. 16 第十五章 転機の時、頼友
  17. 17 第十六章 転機の時、努
  18. 18 第十七章 結末の時、頼友
  19. 19 第十八章 結末の時、努
  20. 20 第十九章 二ヶ月後、頼友
  21. 21 第二十章 二ヶ月後、努
  22. 22 エピローグ
∞books-ムゲンブックス ― 紙の本が無料で出版できる時代

あなたのアイデアも、本にしてみませんか?