社会福祉
離婚における父子の引き離し問題と,そのカルト化事例としてのDV冤罪 - 社会構成主義的立場からの解決を模索して
ISBN
978-4-86543-590-0
発売日
2016年6月27日
ページ数
80ページ
出版社
デザインエッグ
内容紹介
本稿は、2007年に心理臨床分野の研究誌に投稿するために書かれたものです。
ここでの中心的なテーマとなっている日本における「DV冤罪」については、今でこそ国会でも採り上げられ、理不尽な親子断絶を防止するための法案も提出されようかという情勢にもなりました。しかし、本項を執筆した当時、当該問題に関する社会的実態はすでに浮かび上がってはいたものの、問題状況の解明はまったくと言ってよいほど手が付けられてはおらず、問題に直面した当事者たちはただただ途方に暮れる状況でした。したがっ
て、本稿は、当該問題がどのような性格を帯びた問題であり、その問題を何とか乗り越えようとするためにはどのような方向性を進むべきなのか、不完全ながらも整理し示すことを目的として書かれました。
当時は、こうしたテーマについて研究発表を開始するのがやっとの状況であり、DV防止が盛んに語られる中、研究誌に掲載されることはありませんでした。それでも、その後もインターネット上で公開を続けることにより、わずかではありながらも一定の役目は果たし得たと思っています。
今回書籍化にあたって、内容そのものは、概ね当時の原稿のままです。なので、参考文献等についてはかなり古くなっていることをお断りしておきます。また、文中に出てくる具体的な支援団体等についてもその後消滅し現在は存在しないものも有ります。
ただし、本稿で書かれた問題状況そのものは現在もまだ存在し続けており、決して社会的解決には至っていません。また、本稿で示された問題状況の分析と社会的解決に向けた方向性については現在もなお一定の有効性を持ち得ていると考えています。
そうしたこともあり、今回、書籍化することにしました。
なお、最後に「あとがき」を加え、当該問題の現状を踏まえ、補足すべきコメントを示しました。また、本稿では「DV冤罪」の問題を採り上げていることもあって、「父子の引き離し問題」との表現を使用しましたが、母子の引き離し被害に合う当事者も一定数存在しており、「親子の引き離し問題」が本質的問題であることを申し添えておきます。
ここでの中心的なテーマとなっている日本における「DV冤罪」については、今でこそ国会でも採り上げられ、理不尽な親子断絶を防止するための法案も提出されようかという情勢にもなりました。しかし、本項を執筆した当時、当該問題に関する社会的実態はすでに浮かび上がってはいたものの、問題状況の解明はまったくと言ってよいほど手が付けられてはおらず、問題に直面した当事者たちはただただ途方に暮れる状況でした。したがっ
て、本稿は、当該問題がどのような性格を帯びた問題であり、その問題を何とか乗り越えようとするためにはどのような方向性を進むべきなのか、不完全ながらも整理し示すことを目的として書かれました。
当時は、こうしたテーマについて研究発表を開始するのがやっとの状況であり、DV防止が盛んに語られる中、研究誌に掲載されることはありませんでした。それでも、その後もインターネット上で公開を続けることにより、わずかではありながらも一定の役目は果たし得たと思っています。
今回書籍化にあたって、内容そのものは、概ね当時の原稿のままです。なので、参考文献等についてはかなり古くなっていることをお断りしておきます。また、文中に出てくる具体的な支援団体等についてもその後消滅し現在は存在しないものも有ります。
ただし、本稿で書かれた問題状況そのものは現在もまだ存在し続けており、決して社会的解決には至っていません。また、本稿で示された問題状況の分析と社会的解決に向けた方向性については現在もなお一定の有効性を持ち得ていると考えています。
そうしたこともあり、今回、書籍化することにしました。
なお、最後に「あとがき」を加え、当該問題の現状を踏まえ、補足すべきコメントを示しました。また、本稿では「DV冤罪」の問題を採り上げていることもあって、「父子の引き離し問題」との表現を使用しましたが、母子の引き離し被害に合う当事者も一定数存在しており、「親子の引き離し問題」が本質的問題であることを申し添えておきます。
著者紹介
これまで、教育分野、児童養護施設等の社会的養護の分野、そして離婚と子どもの分野を中心に業務を行なってきた臨床心理士。
主として、離婚等にまつわる親子の引き離し問題、児童養護施設における諸問題(各種の構造的な暴力状況。例えば子どもに対する向精神薬の過剰投与の問題、職員の労働問題等)に取り組む。
専門は、臨床心理学、家族療法、国際学等。社会福祉学修士、国際学修士。
最新のルポルタージュに「虐待生み出す“ブラック施設”化の実態」(『週刊金曜日』平成28年2月12日)がある。
主として、離婚等にまつわる親子の引き離し問題、児童養護施設における諸問題(各種の構造的な暴力状況。例えば子どもに対する向精神薬の過剰投与の問題、職員の労働問題等)に取り組む。
専門は、臨床心理学、家族療法、国際学等。社会福祉学修士、国際学修士。
最新のルポルタージュに「虐待生み出す“ブラック施設”化の実態」(『週刊金曜日』平成28年2月12日)がある。
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