トライアスロン・ブルー の表紙
文学・評論/文芸作品/日本文学

トライアスロン・ブルー

著者
西田 龍輔
ISBN
978-4-8150-3003-2
発売日
2022年1月10日
ページ数
80ページ
出版社
デザインエッグ

内容紹介

最も過酷なスポーツのひとつといわれる、トライアスロン。水泳3.8キロ、自転車180キロ、マラソン42.195キロという途方もない距離だが、その過酷さゆえに挑み続けるアスリートは後を絶たない。
 本書は、そのトライアスロンをとおした人間模様を描く3つの物語で構成されている。トライアスロンというスポーツが持つ魅力に迫りつつ、身体に障がいを持つ息子とふたりでそのスポーツに挑むアメリカ人の親子を中心として様々なストーリーが展開される。ひとりで挑んでさえも過酷なスポーツなのに、障がいを持つ息子を懸命に運ぶ父親の姿、そして障がい者ながら不思議な能力を持つ息子に、多くの人々が勇気づけられる。
 人生を生き抜くためにトライアスロンに打ち込む人がいれば、忘れるために打ち込む人がいる。何かを求めるために始める人がいれば、何かから逃げようとしてはじめる人もいる。
 トライアスロンが持つ魔力的な魅力に取りつかれ、さまざまな過去を持つ人間がその途方もない距離のレースに挑み、その過酷さゆえに敗れ去ろうとしている。弱い心を抱えながらも、強くありたいと願いながら挑むのだが、その壁は途轍もなく高く、ゴールは銀河系ほどに遠く思える。それでも彼らは挑み続ける。そんな彼らと、アメリカ人の親子の物語が絡み合い、今日もまたひとつ、新たなストーリーが生まれようとしている。

著者紹介

山形文学会代表。同誌編集責任者兼発行人。
国選定文化的景観の町、山形県大江町左沢(あてらざわ)在住。
地元山形に密着した小説を書き続ける傍ら、映画と相撲とトライアスロンを愛してやまない。

目次

  1. 01 第一章 《スイム編》
  2. 02 1 ジョン・コリンズ
  3. 03 2 ジョン・ブリッグス ①
  4. 04 3 スイムを巡る考察
  5. 05 4 スイム
  6. 06 第二章 《バイク編》
  7. 07 1 ジョン・ブリッグス ②
  8. 08 2 バイク
  9. 09 3 ディック・ブリッグス ①
  10. 10 4 ディック・ブリッグス ②
  11. 11 5 水口健介 ①
  12. 12 6 水口健介 ②
  13. 13 7 恐怖症
  14. 14 8 須田真理子
  15. 15 9 ドアーズそしてギリシャ神話
  16. 16 10 ジョンそしてディック
  17. 17 第三章 《マラソン編》
  18. 18 1 前原幹雄(一九六八年)
  19. 19 2 前原美樹(二〇〇八年)
  20. 20 3 ジョン・ブリッグス ③
  21. 21 4 前原美樹
  22. 22 5 アイドル店長 望
  23. 23 6 篠原康江 ①
  24. 24 7 前原美樹そして幹雄
  25. 25 8 篠原康江 ②
  26. 26 9 前原幹雄そして美樹
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