ねこと歩く季節Ⅲ の表紙
NGO・NPO

ねこと歩く季節Ⅲ

ボスと江戸前スピリッツ

著者
特定非営利活動法人ねこ辰 岡田 ちほ
ISBN
978-4-8150-3310-1
発売日
2022年7月23日
ページ数
80ページ
出版社
デザインエッグ

内容紹介

東京 下町、江東区 辰巳。「TNR」や「地域猫」という言葉が今のようになかった、30年以上前。私たちは、“不幸なねこを一匹でも多く救う会・赤澤グループ”として、ここで活動を開始した。
 本書では、地域ねこ適正飼養活動のひとこまや、保護されたねこたち、保護ねこたちが私たちにもたらしてくれる幸せ、終生飼育の大切さ、そして飼い主を亡くし置き去りにされるねこなど、最近生起している問題等について綴った。
 そしてこの活動を長く続けてゆく中で、初代の頃から私たちの中に流れる「スピリッツ(精神)」に、あらためて向き合ってみた。ねこをはじめ動物達の生命を、地球上に住む私たちと同じ生命として大切に尊ぶ気持ち。大切な生命を守るために全てを投げ打って尽力する気概。わたしたちの活動の中心にはこの江戸前スピリッツが流れている。

 TNR(Trap,Neuter,Return)活動は、地域で暮らす飼い主のいないねこに避妊去勢手術を施し、地域のねことして適正飼養をすることだ。しかしそれだけにとどまらず、東京都や江東区の条例で室内飼養が推進されていることから、ねこがより安心安全に暮らせるよう室内で終生飼養してくれる里親を探すべく、私たちは獅子奮迅している。
 捨てねこの問題に限らず、飼い主の死亡により遺されたねこ、その遺族にむげに遺棄され路頭に迷ったねこ、不衛生な環境下での飼育、多頭飼育崩壊等々、本書では語りきれないほどの問題が現実には数多くある。
 私たちは今後ともこれらの問題に全力で取り組んでゆく。地域ねこ適正飼養活動、そして地域ねこや保護ねこに、皆様にご理解いただき、お心をお寄せいただければ幸いである。
 
「特定非営利活動法人 ねこ辰」メンバー 一同

著者紹介

私たちは、主に江東区及び近隣区において地域猫の適正飼養活動を行っています。最近では近県にも遠征しています。有志たちで集まりこの活動を始めてから30年余が経ち、今後も活動を持続可能な形にすべく、2017年に法人化し「特定非営利活動法人 ねこ辰(たつ)」として新たな再出発しました。
 メンバー一同、ねこのこととなると寝食忘れて一生懸命です。地域猫が住民たちに理解され愛されるよう、適切な手術を施し、適正な給餌や清掃を行い、必要な治療や投薬も行っています。また猫の室内飼養を目指し、猫の保護や譲渡にも尽力しています。猫が一匹でも多く幸せになれるよう、今後も一層努めてゆきたいと思います。
 アメーバーブログにても、「江戸前ねこ」として活動を発信しています。日々の奮闘をぜひご覧ください。

目次

  1. 01 プロローグ
  2. 02 ミホさんとちょびこ
  3. 03 最後の卒業生たち~ノンちゃんとクロちゃん
  4. 04 ミルク~幸せの扉
  5. 05 グレコ
  6. 06 飼い主に先立たれたねこ達
  7. 07 負傷ねこ、夜の闇に現る
  8. 08 クリスマスの来る前に
  9. 09 クリスマス大作戦
  10. 10 大作戦から一ヶ月
  11. 11 命の灯
  12. 12 とんちゃん
  13. 13 一周年を寿ぎ
  14. 14 え、いま真夜中ですよ?
  15. 15 リーダー
  16. 16 処方箋は「優しくしてあげてください」
  17. 17 4月30日~旅立つ日に
  18. 18 追悼 チョリちゃん
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