Nervenk の表紙
詩集

Nervenk

著者
宮坂 新
ISBN
978-4-8150-1396-7
発売日
2019年10月19日
ページ数
80ページ
出版社
デザインエッグ

内容紹介

宮坂新による詩群、詩人はいま、どうやって生きているのだろうか。
詩をまとめながら、残していくことばたち。
それは、果たしていつまで、生存できるというのだろうか。
文学は、いま、根づきながら、息をしている。
その行動の音に、耳を傾けながら。


シビリアンが沈んで、声がちいさくなっていく
正解なんてない、から、貝殻が
一抹のさみしさを
そらに重ねたりする
青い切り取られた窓から外に手をかざした
水滴となって
浮かんでいたい、なんて 本文より


光を吸い込んでいく
それは、きっと
祈りに似た、過ぎさったものだ
書きかけの詩はたまっていく
地図を繋げている
ここで作るものは、鮮やかなフォルムをかたどる
マネキンに被せてみせよう 本文より


生き残っていくために、文字を刻んでいたんだ
ほかに意志がなかった、
それが、楽しそうだったから
いまでも
ずっと、そばにいろ
好きな女は、十年になんにんかはいた
そのだれとも
叶わなかったのは
決して、恋ではなかったのだ
さらっと、すぎた
たったそれだけの、彗星みたいな、想いが散りながら、静かな呼吸 本文より

著者紹介

宮坂新1984年、信州生まれ。詩人、評論家。ドイツの詩人、アンギレス・シレジウスの「死si」を翻訳する。中編小説を数本電子書籍として出版する。デリダ論の「前未来派の思想群」を発表する。日本の独自の試作として「世界の規定条件と主意主義による経験論に関する現実構成論」を上梓する。朗読音源も多数配信すると共に、楽曲の配信も手掛ける。作詞作曲、ギター演奏など幅広く活動している。

目次

  1. 01 人波
  2. 02 ひとひらのシーン
  3. 03 えがたいもの
  4. 04 光探すなかで
  5. 05 空は窓から
  6. 06 かいたり、
  7. 07 かざりの地図
  8. 08 五月雨
  9. 09 唾棄
  10. 10 そうこうしながら
  11. 11 でもまだ
  12. 12 老化
  13. 13 心を繋いでいた糸
  14. 14 さっそうと
  15. 15 剥げていくまで
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