黒本 の表紙
詩集

黒本

著者
柴田望
ISBN
978-4-86543-932-8
発売日
2017年10月23日
ページ数
80ページ
出版社
デザインエッグ

内容紹介

 作品をまとめるにあたり、一応の三部構成で配置しております。「約束」から「文學」までの十二篇は身の回りの出来事から言葉を拾い上げて作品に昇華しようと試みたもの、挿絵をはさんで「周期」から「メルヘン」までの十一篇は時の流れや天体の動きを主題にしたもの、「黒展」から「ソドムの死」までは、参加させて戴いた展覧会や、所属する「東鷹栖安部公房の会」で今年催した朗読会について書いたものです。
 いかに通路を拓いて作品を読者へ届けるかという課題については、日頃のSNS(FACEBOOK、TWITTER)での作品発表や、新聞掲載、同人誌や通信媒体への掲載、展覧会出展等で多くの方にご覧戴いたものも収めております。また、平成二十九年四月二十二日に札幌市豊平館で行われた「pw連詩組と北の仲間たち」にて、本収録作数篇の朗読を一〇分間程させて戴きましたが、これが私にとって自作詩を人前で朗読した初めての経験となりました。創作は様々な方の感性の前に曝されてはじめて鍛えられます。インターネット上では厳しいご批評を戴く貴重な機会もあり、日頃心より感謝致しております。
 詩集タイトルは『黒本』と致しました。この本をご覧になって黒い色をイメージされるか、または赤か、青か、黄か、読む人によって印象は異なると思いますが、差異の多様性を大切に、様々な印象をお持ち戴けるような創作を目指し、総ての色彩の純粋な混濁の結果を黒と考えます。
 発行にあたり多大なるご指導ご協力を賜りました皆様に心より感謝申し上げます。
*
アルルの町でゴーギャンの描いた海は赤かった
「どうしてお前の海はこんなに赤いのだ?」ゴッホが訊ねた
ゴーギャンは答えた「おれにはこう見える・・・」  
(「窓枠の岸辺」)

著者紹介

柴田望
『青芽』同人
「東鷹栖安部公房の会」所属

https://www.facebook.com/nozomushibata81

https://twitter.com/NOGUCHIS7

目次

  1. 01 約束
  2. 02 天秤
  3. 03 半円(種)
  4. 04 水槽
  5. 05 預言
  6. 06 パズル論
  7. 07 時計儀
  8. 08 準備
  9. 09 優遇
  10. 10 レンズ
  11. 11 文學
  12. 12 面接
  13. 13 周期
  14. 14 リハーサル
  15. 15 原くん
  16. 16 ペットボトル
  17. 17 どこつかんどんじゃ、ぼけ。詩人が
  18. 18 区分
  19. 19 冥王星
  20. 20 窓枠の岸辺
  21. 21 プラン
  22. 22 空間
  23. 23 メルヘン
  24. 24 黒展
  25. 25 殺戮
  26. 26 字展
  27. 27 変形譚
  28. 28 デンドロカカリヤ
  29. 29 ふるさと
  30. 30 ソドムの死
  31. 31 あとがき
  32. 32
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