敗色濃厚・断末魔の日本をどうする(二) の表紙
一般(京都歴史散策)

敗色濃厚・断末魔の日本をどうする(二)

帝都空襲下・第八六帝国議会、白熱の国会大論戦

著者
若林 幹夫
ISBN
978-4-8150-2352-2
発売日
2020年11月30日
ページ数
80ページ
出版社
デザインエッグ

内容紹介

 このたび改めて発刊を決意した理由は、「国家の危機における議会の役割」というものについて、大いに問題提起をしたいと考えたからである。第八六帝国議会と言えば、昭和一九年末から昭和二〇年の初頭の時期であるから、太平洋戦争末期の時期である。東條英機内閣の総辞職を受けて成立した小磯国昭内閣の時代である。終戦の決断が下されたのが、次の鈴木貫太郎内閣の時代であるから、8月15日のポツダム宣言受諾の約6・7か月前ということになる。
 まずもって、編者にとって意外であったことは、首都・東京への本格空爆が開始されていても、国会が開会されていたという事実である。しかも単に形だけの形式的なものであるとてっきり思い込んでいたものが、見事にくつがえされた。何と、安藤正純・大河内輝耕・牧野良三など、満州事変、五・一五事件以降、軍部ファッシズム勢力と対決して来た、そうそうたるリベラルな議会人が、「敗色濃厚・断末魔の日本をどうするか」という事について、徹底的に日本政府に対して白熱した論戦を挑んでいるではないか。かれらは、どこまでも政府と国民をつなぐという議会人としての使命を全うしようとした。
 これらの勇気ある議会人らが、敗戦後、再び戦後の民主主義日本の建設のために起ち上ったのも故無き事ではない。帝国議会は、敗戦前の第八六議会と敗戦直後の第八九議会とは、けっして断絶していたわけではなかった。第八九議会における「敗戦責任の追及」という課題は、第八六議会において、すでに開始されていたのである。

著者紹介

近現代史学習資料刊行会・代表

目次

  1. 00 はじめに
  2. 01 帝都空襲下・第八六帝国議会、白熱の国会大論戦(九)
  3. 02 帝都空襲下・第八六帝国議会、白熱の国会大論戦(十)
  4. 03 帝都空襲下・第八六帝国議会、白熱の国会大論戦(十一)
  5. 04 帝都空襲下・第八六帝国議会、白熱の国会大論戦(十二)
  6. 05 帝都空襲下・第八六帝国議会、白熱の国会大論戦(十三 )
  7. 06 帝都空襲下・第八六帝国議会、白熱の国会大論戦(十四)
  8. 07 参考文献
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