バーチャル刑事 事件捜査簿 の表紙
ノンフィクション

バーチャル刑事 事件捜査簿

お前が犯人やろ!!大人しゅう待っとれや

著者
田中 友祥
ISBN
978-4-8150-0861-1
発売日
2018年11月26日
ページ数
80ページ
出版社
デザインエッグ
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内容紹介

主人公である「よっちゃん」は、捜査経験二年目の新人刑事である。ある日、駐在所勤務時代のエリア班長で、また、ボディビルディングの師匠でもある元上司から窃盗事件のネタを入手した。事件については被害者の目撃があるとのことであり、元上司の懇願により、よっちゃんは事件を立件する決意を行った。捜査班長に相談すると、捜査班長から単独事件捜査を命じられ、そのことにより、焦りと不安が襲って来た。しかし、持ち前のド根性で、単独で事件を立件しようと決意した。元上司の話によれば、事件を立件するには一見簡単そうに思えた。だが、よっちゃんの決意を見事に裏切るかの様に、被害者から直接事件の状況を聴いたところ、被害者が犯人の直接の犯行を目撃したわけではなかったこと、また、被害者から被害届を受理後、鑑識捜査を実施したが、犯人に繋がる指紋や足跡等の物的証拠が全く検出されなかったこと、これらの状況が浮き彫りになり、簡単に事件を立件出来ないことが判明した。それでも、よっちゃんは諦めること無く、数か月の捜査を重ねた結果、遂に、事件の犯人を明らかにし、裁判所からの被疑者逮捕状と捜索差押え許可状の発布を得ることが出来た。捜査班長や同僚の協力を得て、被疑者の自宅に行き、被疑者に警察署への任意同行を求めた後、被疑者を警察署で逮捕した。被疑者とよっちゃんの一対一の戦いが始まろうとしていた。その後、被疑者の簡単な取り調べを得て、検察庁を通じ、裁判所からの被疑者の勾留期間を得た。よっちゃんは被疑者の本格的な取り調べを実施していく中で、被疑者と自分の父親像を重ねてしまい、被疑者のことを「オッチャン」と呼ぶようにした。オッチャンの身体の具合いを気遣ったりするよっちゃんの優しさと、よっちゃんの持ち前の明るさと冗談好きな性格により、無口なオッチャンも次第によっちゃんの魅力に取りつかれ、やがて、よっちゃんに信頼を置くまでになった。そんな状況での勾留期限最終日、オッチャンの行く末が決まる検察庁からの連絡は・・・「処分保留での被疑者の釈放」だった。釈放の理由は、オッチャンが初犯だったことと、オッチャンの妻が複数の被害者に対して被害以上の弁済を済ませたことによるものだった。検察庁の判断結果を聞き、よっちゃんは非常に落ち込んでしまった。その後、釈放されたオッチャンを妻が迎えに来て、帰るオッチャンの背中を見た時、これからのやり直しの人生のオッチャンを応援したい気持ちで一杯になった。事件が一段落したので、束の間のコーヒーを飲んでゆったりとし始めた際、一本の電話が掛かってきた。それは新たな現場だった。捜査班長の「おい田中!変死体現場や。行くぞ。」との大きな声でよっちゃんは我に返り、今日も事件に追われ、「オッチャン、俺も頑張るで。」よっちゃんはそう言いながら現場へと急行するのであった

著者紹介

大学卒業後、平成8年に某県警の警察官として採用され、交番勤務からスタート。
1年半の交番勤務、2年間の駐在所勤務を経験した後、念願の刑事課捜査員となり、盗犯捜査を主として日々鋭意捜査に従事する。
現在は警察官を辞職し、日々執筆に向けて奮闘中である。

目次

  1. 00 はじめに
  2. 01 ■事件の認知
  3. 02 ■被害者と面接、事件捜査開始
  4. 03 ■容疑者逮捕に向けた徹底捜査
  5. 04 ■証拠固めの捜査
  6. 05 ■容疑者から被疑者への格上げ 被疑者逮捕状並びに捜索・差押え令状の請求
  7. 06 ■逮捕状の発布 捜索・差押え、被疑者の逮捕・取り調べの実施
  8. 07 ■勾留請求 勾留状の発布
  9. 08 ■被疑者の留置
  10. 09 ■被疑者取り調べ実施 ―取り調べ初日―
  11. 10  ―取り調べ二日目―
  12. 11  ―取り調べ三日目―
  13. 12  ―取り調べ四日目―
  14. 13  ―取り調べ五日目―
  15. 14  ―取り調べ六日目―
  16. 15  ―取り調べ七日目―
  17. 16  ―取り調べ八日目―
  18. 17  ―取り調べ九日目―
  19. 18  ―勾留期限最終日 オッチャンとの別れの日―
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