なぜ日本は7倍豊かになっても幸福度が上がらなかったのか の表紙
社会と文化

なぜ日本は7倍豊かになっても幸福度が上がらなかったのか

Two Reasons Why Economic Development Did Not Lead to Increased Happiness in Japan

著者
加藤将馬
ISBN
978-4-8150-2125-2
発売日
2020年8月31日
ページ数
80ページ
出版社
デザインエッグ

内容紹介

科学や経済の発展により、世界は一変しました。

病原体の研究で医学が進歩し、電気を照明や温度調整や記録に応用して、宇宙の不思議なメカニズムを解明する理論を生み出し、飛行機で地球の裏側まで簡単に移動できるようになり、人間が地球を出て月を歩き、クローン技術で新たな生命を作り、世界中の人々がインターネットによって一瞬でつながるようになりました。

しかし、不思議なほどに私たちは至福に満ちた生活を送っているとは限りません。世界で3番目に豊かな日本でも、統計上、年間2万人ほどが自殺をしています。また驚くことに、50年ほどの短い間に経済力が何倍にも増加しても、幸福度は全く向上しなかったのです。

これが意味することは、たとえ日本がさらに豊かになっても幸せを手に入れられないということです。

なぜ不幸は生み出され、そしてどうすれば不幸から脱却できるのか。
その答えが、「不幸の本能的・社会的要因」にあると私は考えています。社会にある思想の癖を変えることにより、人は幸せに近づくことができるはずです。
本書はそんな希望を、生化学、心理学、幸福学といった観点も交えて説明します。


【目次】
はじめに
第一章 文明の発展と幸福
第二章 発展は幸せをもたらしたのか
 現代文明のメリットとデメリット
 フォーカシング・イリュージョン
 技術面・思想面からの解決方法
第三章 不幸の本能的要因 ―幸福を生化学的に考える―
 幸福を求める人間、不幸を求める本能
第四章 不幸の社会的要因 ―社会はフィクションである―
 日本社会における6つの不幸なフィクション
 不幸な思想の癖に向き合う
 2つの補足事項
第五章 幸福は公平である
 幸福の公平さ
 共有すべき思想
おわりに

著者紹介

1996年生まれ。2019年、大阪大学外国語学部卒業。独学で英語を身につけ、大学時代は、ボランティアでオーストラリア、インターンシップでカナダに渡航する。また、2014年訪日留学生代表の友人を含む多くの国の人たちと交流する中で、日本社会の思想と幸福について疑念を抱くようになる。大学卒業後は、幸福度一位の国のひとつであるフィジー共和国にて滞在。帰国後は民間教育に携わっている。著書に『日本人、3つの誤解』。

目次

  1. 00 はじめに
  2. 01 第一章 文明の発展と幸福
  3. 02 第二章 発展は幸せをもたらしたのか
  4. 03  現代文明のメリットとデメリット
  5. 04  フォーカシング・イリュージョン
  6. 05  技術面・思想面からの解決方法
  7. 06 第三章 不幸の本能的要因 ―幸福を生化学的に考える―
  8. 07  幸福を求める人間、不幸を求める本能
  9. 08 第四章 不幸の社会的要因 ―社会はフィクションである―
  10. 09  日本社会における6つの不幸なフィクション
  11. 10  不幸な思想の癖に向き合う
  12. 11  2つの補足事項
  13. 12 第五章 幸福は公平である
  14. 13  幸福の公平さ
  15. 14  共有すべき思想
  16. 15 おわりに
  17. 16 参考文献
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