惑星物語-Ⅰ(改訂版) の表紙
近現代日本のエッセー・随筆

惑星物語-Ⅰ(改訂版)

途惑う星 あるいは さまよえるペルシャの詩人

著者
笹本雅行
ISBN
978-4-8150-2252-5
発売日
2020年10月26日
ページ数
80ページ
出版社
デザインエッグ

内容紹介

惑星をテーマとした天文随想。11世紀ペルシャの天文学者オマル・ハイヤームの詩集「ルバイヤート」に表現されている苦悩、悲嘆の原因は、天動説に疑問を抱きながら地動説にまでは至らなかった中世イスラム天文学の限界によるものではないか。
ハイヤームは惑星の動きの解明に全生涯を捧げたが、時代的な制約もあって地動説にたどり着くことが出来なかった。さらに、彼は古典期ギリシャ、とりわけエピクロスの原子論に基づく唯物論的自然観をもっていたが、イスラム教の教義が厳格化してゆく時代状況の中で、宮廷官僚としての立場も微妙なものになってゆく。こうした中でその苦悩を唱ったのが「ルバイヤート」である。古代から近代に至る天文学の歴史の中でオマル・ハイヤームの果たした役割を考える。
惑星をテーマにした3部作の第一作。

著者紹介

笹本雅行
1951 年千葉市に生まれる
武蔵野美術大学造形学部卒業、
茨城県窯業指導所ろくろ研修科終了
1997 年栃木県茂木町に工房LIVINGSTONE STUDIO 開設
陶芸、彫刻、絵画、版画、オブジェなどを制作
2010 年千葉県四街道市に工房移設、現在に至る

目次

  1. 00 はじめに
  2. 01 さ迷う人
  3. 02 二つの宇宙モデル
  4. 03 ペルシャの古詩集「ルバイヤート」
  5. 04 英訳「ルバイヤート」の来歴
  6. 05 オマル・ハイヤームの憂鬱
  7. 06 ハイヤームが生きた時代
  8. 07 詩人・天文学者の本当の悩み
  9. 08 隠れて生きよ
  10. 09 宇宙見物
  11. 10 中世を目覚めさせた本
  12. 11 土の中から芽吹く望み
  13. 12 新しい宇宙モデル
  14. 13 年周視差の壁
  15. 14 太陽中心型モデルの完成へ
  16. 15 幻の走馬燈
  17. 16 参考文献
  18. 17 あとがき
  19. 18 著者プロフィール
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