「GHQ洗脳説」は誤りである の表紙
政治史・比較政治

「GHQ洗脳説」は誤りである

ー昭和20年12月8日以前の真実ー

著者
若林 幹夫
ISBN
978-4-8150-0688-4
発売日
2018年9月17日
ページ数
80ページ
出版社
デザインエッグ

内容紹介

 江藤淳氏が『閉ざされた言語空間ー占領軍の検閲と戦後日本ー』(一九八九年刊)において、GHQ(連合国軍司令部)によるウォー・ギルト・インフォーメーション・プログラム(WGIP)の実施によって、日本国民は洗脳されてしまった、と主張して以来、その論調が支配的となって来ている。江藤氏は、WGIPが本格始動したのは昭和二〇年十二月八日に始まる『太平洋戦史』の全国各紙への掲載命令からであると言っている。『太平洋戦史』は、後の「東京裁判史観」の原型をなすものであるという点において、また戦後の歴史教育に対して多大な影響を与えたものとして画期的な意義を持つものであった。

 本書のテーマは、そのことを以って「日本国民はWGIPによって洗脳された、と言い切れるのか」という点にある。WGIPが本格始動する昭和二〇年十二月八日以前の日本国民の意識のありかた、世論のありかたはどうだったのか。その点に着目して、さまざまな歴史資料を収集した結果、敗戦直後から、日本国民の軍閥・官僚に対する強烈な非難・断罪・糾弾の世論が澎湃として巻き起っていたということが判明した。その報告書が、本書である。

著者紹介

<近現代史・学習資料刊行会>代表  連絡先 (E-mail) kaijuku1999@yahoo.co.jp

目次

  1. 01 はしがき
  2. 02 「GHQ洗脳説」は誤りである(一) ー第八九帝国議会ー
  3. 03 「GHQ洗脳説」は誤りである(二)ー文部大臣・安倍能成ー
  4. 04 「GHQ洗脳説」は誤りである(三)ーBC級戦犯・木村久夫ー 
  5. 05 「GHQ洗脳説」は誤りである(四)ー陸軍大佐・親泊朝省ー
  6. 06 「GHQ洗脳説」は誤りである(五)ー陸軍大将・真崎甚三郎ー
  7. 07 「GHQ洗脳説」は誤りである(六)ー衆議院副議長・植原悦二郎ー
  8. 08 「GHQ洗脳説」は誤りである(七)ー政治評論家・馬場恒吾ー
  9. 09 「GHQ洗脳説」は誤りである(八)ー志賀哲郎ー
  10. 10 「GHQ洗脳説」は誤りである(九)ー作家・高見順ー
  11. 11 「GHQ洗脳説」は誤りである(十)ー草村北星ー 
  12. 12 「GHQ洗脳説」は誤りである(十一)ー内閣行政委員・小川一平ー    
  13. 13 「GHQ洗脳説」は誤りである(十二)ー東大総長・矢内原忠雄ー
  14. 14 東京裁判とポツダム宣言
  15. 15 森正蔵著『旋風二十年』の再刊の意義は大きい
  16. 16 中里成章著 『パル判事ーインド・ナショナリズムと東京裁判ー』の画期的意義とその限界
  17. 17 百田尚樹著 『永遠の〇』をどう読むか。
  18. 18 〔参考資料〕「戦争責任に対する決議」(昭和二〇年十二月一日・第八九帝国議会〔衆議院・採択〕)
  19. 19 参考文献
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